永源寺拝観のお知らせ
朝晩の冷え込みが強くなってきたため、境内のモミジは少しづつ色づいてきました。
平年並み、わずかに早め、と言ったところでしょうか。
とは言え、全体としてはまだ緑の方が多い現在です。
ここ数年の平均では、境内の色づき最盛期はだいたい11月中旬以降でしょうか。12月に入ると落葉します。
気候不順のため、予想をつけにくい本年です。
開山堂前
含空院前から裏参道
(現在、含空院の建て替え工事中です)
納骨堂前
方丈前
表参道(入口をむいて)
総門前
表参道(山門を向いて)
本年の観楓期の日程をご案内いたします。
(内容については、随時更新いたします)
●入山時間
*入山時間を 8:00 ― 17:00 に拡大します(平時は9:00―16:00)
期間:平成25年 11月1日 から 12月1日 まで
●ライトアップ
*下記期間中、紅葉のライトアップを実施します。
17:00 ― 20:30 まで (20:30消灯・閉門します)
ライトアップ中は17:00以降もひきつづき参拝できます
期間:平成25年 11月9日 から 11月30日 まで
●お抹茶処(含空庭)
*含空院庭園の特別公開です(お抹茶・お菓子付き 拝観料 一人500円)
(現在、含空院の建て替えによる解体工事を行っており、工事設備などの影響で庭内がせまくなっています。
ご参拝の方には景観などご不便をお掛けいたしますが、どうぞご了承ください。)
期間:平成25年 11月2日 から 12月1日 まで
時間:9:00 ― 17:00
《ライトアップ中のイベントについて》
●体験坐禅会
期日:ライトアップ期間の土・日・祝
(11/9、/10、/16、/17、/23、/24、/30)
時間:18:00 より 40分程度
17:00より受付(本堂横受付にて)
参加費 一人500円
●ともしびミニライブ
境内で小コンサートを行います
・11/9 点灯式・鈴鹿一番太鼓 (16:30より)
佐合井マリ子 コンサート
・11/16 SRKC津軽三弦会
・11/23 関島秀樹 コンサート
17:30 より約1時間程度
主催:永源寺地区まちづくり協議会
・夜間はたいへん冷え込みますので、暖かくしてお出かけください
【ご参拝の方へ】
・境内は「終日禁煙」です。喫煙は所定の休憩所でお願いします。
・千社札やおみくじの、境内樹木・建物への貼付け・結び付けは禁止します。
・カメラは「三脚使用禁止」とします(事故や混雑防止のため)手持ち・及び一脚でご使用ください
・ペットの入山は「抱きかかえて」お願いします(盲導犬はこの範疇に含みません)。
・一般参拝については、予約等受付けておりません。
(只し、ご祈願や法要は事前に日時等の打ち合わせをお願いします)
【駐車場について】
・国道沿いや、門前周辺に、民間(私営)駐車場が開設されています。
・予約や混雑状況などについてのお問い合せは、当山では受け付けておりません。
・駐車時は係員の誘導に従って下さい。
・裏門への通用路は、寺内職員・出入り業者のみ通行可能とします。一般参拝者の車両通行は、お断りしておりますので、カーナビをお使いの方はご注意ください。
芽吹きのモミジ
永源寺は、今、新緑の季節を迎えています。
秋の、目を奪わんばかりの鮮やかな紅葉とは、また趣きを異にし、
新緑の穏やかな、それでいて多色彩りあふれる風光は、
何か心をうきうきとさせてくれます。
芽吹きの黄緑色のトンネル。
これもわずかな期間のもの。やがて深緑に移り行きます。
赤い色は「出汐(でしお)のモミジ」といい、
新芽が紅葉し、緑に変化します。
、
《實澄忌 (じっちょうき) 》
去る4月16日、實澄忌の法要が行われました。
この法要は、小倉實澄(おぐらさねずみ)公の遺徳に謝すもので、
導師を、本年4月より新管長に就任された、道前慈明(どうまえじみょう)
《室号「槐安窟(かいあんくつ)」》老大師が務められ、
一山の僧と、開基寺のご住職、
全国の實澄公の末裔とが一堂に会し、厳かに営まれました。
小倉實澄は、室町時代後期の武将で、蒲生郡佐久良(日野町)に城を構える領主でした。
京都五山の学僧と親しく交わり、応仁の乱で荒廃した都から、
横川景山(おうせんけいさん)・桃源瑞仙(とうげんずいせん)などの高僧を
永源寺に疎開させ、禅門護持に尽力されました。
文武に優れ、時の永源寺住職に参禅して法名を受けた入道であり、
城下に「仲明寺」を建てて開基となっています。
法号を「仲明寺殿文紀正網大居士」と号します。
永源寺の山奥には、「識蘆の滝(しきろ)」と呼ばれる滝があり、
この近くには、かつて實澄公が建て、学僧たちを住まわせたという
「識蘆庵」の跡が残っています。
※識蘆とは、唐の詩人 蘇東坡の「廬山の偈」に因んだものです。
題西林壁 西林の壁に題す だ 身の 此の山中に在るに縁る
横看成嶺側成峰 横ざまに看れば嶺と成り 側よりは峰となる
遠近高低各不同 遠近 高低 各々 同じからず
不識廬山真面目 廬山 真の面目を 識らざるは
只縁身在此山中 た
(禅的大意:目に見える姿は、時・場所・心によって、様々にうつりかわる。
「この山中」そのまま「真の面目」とは何だろうか)
数百年という時間をつなぐ、建物と子孫、そして法要。
歴史の妙を感じます。
方丈(本堂)と法堂(はっとう)の間にある小さな囲い庭に、「開山お手植え」とも呼ばれている、紅白一対の老梅があります。樹齢は定かでありませんが、幹ぶりを見ても相当な老木です。
梅の間には、俳聖 松尾芭蕉の
「こんにゃくの さしみもすこし 梅の花」
が刻まれた句碑が建てられています。
この句は、芭蕉が亡くなった妹への追慕の思いを込めしたためたもので、永源寺に来て詠んだのではありません。
適々、この句を墨書した軸を所蔵されている方があり、「永源寺=こんにゃくの名所」、「梅の花」になぞらえて、字を石に刻んで寄進をいただいたものだそうです。
二本の樹は、白梅のほうがやや開花が早く、紅白そろっての開花はなかなか珍しいものです。
この時期、永源寺の境内では企業の新入社員研修なども行われています。
挨拶の練習など、静かな山寺に一時元気な声が響き渡ります。
企業経営と禅寺修行、本来目指すものは全く相反していると言えますが、
しかし、どちらも「無心」に、「猛烈・綿密」に
取り組むということにおいて、通じ合うところがあるかもしれません。
風の寒さや、と歌われるとおり、
いくらか春めいてきたとはいえ、まだまだ肌を刺す寒い日も続きます。
しかし、温かい日には汗ばむほどの陽気、まさしく三寒四温、といったところでしょうか。
永源寺の境内では、ようやく梅のつぼみが開き始めました。
天気の良い昼下がり、境内を見ておりますと
「久方の 云々」、などと、紀友則の一句も浮かんでくるこのごろです。
方丈前、鐘楼の袴の黒に白梅が映えます。
法堂前の紅白対の老梅、開花まであと少しです。
楓も芽をつけ始めました。
〈3、4月の行事など〉
3/21 春季彼岸会(午後1時)
4/1 万人講(午前8時、 総供養施食会:午後1時)
4/8 降誕会 (午前10時)
4/16 實澄忌
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- 11月 観楓期永源寺拝観の予定
- 観光シーズンの境内予約制駐車場のおしらせ
- 11月 永源寺観楓期行事案内と拝観時間のお知らせ
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- 11月25日の紅葉状況と参拝時間変更のお知らせ
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- 永源寺観楓案内 本尊世継観世音ご開帳と寂室禅師塑像特別公開
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- 12月22日(日) 降雪による拝観中止について
- 12月2日の永源寺境内の様子
- 「永源寺法堂龍の下の座禅体験会」募集終了のお知らせ
- 12月1日からの拝観時間のご案内
- 11月29日の永源寺境内と『八風の湯』割引券の案内
- 11月後半の紅葉状況
- 11月27日 見頃に入った永源寺境内
- 11月26日(火)の永源寺ライトアップ中止について
- 11月26日の永源寺の様子
- 11月23,24日の永源寺行事