永源寺拝観のお知らせ
山門(裏側から)
11/25の、西日本を吹き荒れた悪天候で、当山のモミジも、紅葉が進んでいたものは多くが散ってしまいました。
しかし、まだ半数以上は葉が残り、美しく色づいています。
また、葉の密度が減ったことで光の透過が良くなり、逆光やライトアップは、より彩り映える状態となっています。
11/29追記
昨夜11/28夜半から冷え込みが強まり、今朝は氷点下にまで下がりました。
急速に落葉が始まっています。
お急ぎください。
表参道
山門裏
山門裏
方丈から鐘楼を向いて (木像は、びんずる様(なで仏・病気平癒の仏さま)
鐘楼を向いて
方丈前から法堂を向いて
方丈前前庭
法堂前 手前は散ってしまいましたが、奥の方は見頃です
法堂前
観音堂
観音堂・開山堂裏
開山堂裏
奥の「開山お手植えモミジ」は散ってしまいましたが、手前が色づいています
お茶席のモミジは、今が見頃です
お茶席の庭
総門(入山受付)
表門売店横の紅葉は見頃です
表参道
法堂前
午後2時から3時頃、かたむいてきた日差しに照らされる紅葉が、一番の見所です。
標月亭(含空院公開) 手前のモミジはまだ青葉です
裏関門(裏参道)の 黄金のモミジ
裏参道
裏参道から境内の方を向いて
現在、含空院を建て替えにつき解体したため、奥の見通しが良くなっています。
朝晩の冷え込みが強くなってきたため、境内のモミジは少しづつ色づいてきました。
平年並み、わずかに早め、と言ったところでしょうか。
とは言え、全体としてはまだ緑の方が多い現在です。
ここ数年の平均では、境内の色づき最盛期はだいたい11月中旬以降でしょうか。12月に入ると落葉します。
気候不順のため、予想をつけにくい本年です。
開山堂前
含空院前から裏参道
(現在、含空院の建て替え工事中です)
納骨堂前
方丈前
表参道(入口をむいて)
総門前
表参道(山門を向いて)
本年の観楓期の日程をご案内いたします。
(内容については、随時更新いたします)
●入山時間
*入山時間を 8:00 ― 17:00 に拡大します(平時は9:00―16:00)
期間:平成25年 11月1日 から 12月1日 まで
●ライトアップ
*下記期間中、紅葉のライトアップを実施します。
17:00 ― 20:30 まで (20:30消灯・閉門します)
ライトアップ中は17:00以降もひきつづき参拝できます
期間:平成25年 11月9日 から 11月30日 まで
●お抹茶処(含空庭)
*含空院庭園の特別公開です(お抹茶・お菓子付き 拝観料 一人500円)
(現在、含空院の建て替えによる解体工事を行っており、工事設備などの影響で庭内がせまくなっています。
ご参拝の方には景観などご不便をお掛けいたしますが、どうぞご了承ください。)
期間:平成25年 11月2日 から 12月1日 まで
時間:9:00 ― 17:00
《ライトアップ中のイベントについて》
●体験坐禅会
期日:ライトアップ期間の土・日・祝
(11/9、/10、/16、/17、/23、/24、/30)
時間:18:00 より 40分程度
17:00より受付(本堂横受付にて)
参加費 一人500円
●ともしびミニライブ
境内で小コンサートを行います
・11/9 点灯式・鈴鹿一番太鼓 (16:30より)
佐合井マリ子 コンサート
・11/16 SRKC津軽三弦会
・11/23 関島秀樹 コンサート
17:30 より約1時間程度
主催:永源寺地区まちづくり協議会
・夜間はたいへん冷え込みますので、暖かくしてお出かけください
【ご参拝の方へ】
・境内は「終日禁煙」です。喫煙は所定の休憩所でお願いします。
・千社札やおみくじの、境内樹木・建物への貼付け・結び付けは禁止します。
・カメラは「三脚使用禁止」とします(事故や混雑防止のため)手持ち・及び一脚でご使用ください
・ペットの入山は「抱きかかえて」お願いします(盲導犬はこの範疇に含みません)。
・一般参拝については、予約等受付けておりません。
(只し、ご祈願や法要は事前に日時等の打ち合わせをお願いします)
【駐車場について】
・国道沿いや、門前周辺に、民間(私営)駐車場が開設されています。
・予約や混雑状況などについてのお問い合せは、当山では受け付けておりません。
・駐車時は係員の誘導に従って下さい。
・裏門への通用路は、寺内職員・出入り業者のみ通行可能とします。一般参拝者の車両通行は、お断りしておりますので、カーナビをお使いの方はご注意ください。
芽吹きのモミジ
永源寺は、今、新緑の季節を迎えています。
秋の、目を奪わんばかりの鮮やかな紅葉とは、また趣きを異にし、
新緑の穏やかな、それでいて多色彩りあふれる風光は、
何か心をうきうきとさせてくれます。
芽吹きの黄緑色のトンネル。
これもわずかな期間のもの。やがて深緑に移り行きます。
赤い色は「出汐(でしお)のモミジ」といい、
新芽が紅葉し、緑に変化します。
、
《實澄忌 (じっちょうき) 》
去る4月16日、實澄忌の法要が行われました。
この法要は、小倉實澄(おぐらさねずみ)公の遺徳に謝すもので、
導師を、本年4月より新管長に就任された、道前慈明(どうまえじみょう)
《室号「槐安窟(かいあんくつ)」》老大師が務められ、
一山の僧と、開基寺のご住職、
全国の實澄公の末裔とが一堂に会し、厳かに営まれました。
小倉實澄は、室町時代後期の武将で、蒲生郡佐久良(日野町)に城を構える領主でした。
京都五山の学僧と親しく交わり、応仁の乱で荒廃した都から、
横川景山(おうせんけいさん)・桃源瑞仙(とうげんずいせん)などの高僧を
永源寺に疎開させ、禅門護持に尽力されました。
文武に優れ、時の永源寺住職に参禅して法名を受けた入道であり、
城下に「仲明寺」を建てて開基となっています。
法号を「仲明寺殿文紀正網大居士」と号します。
永源寺の山奥には、「識蘆の滝(しきろ)」と呼ばれる滝があり、
この近くには、かつて實澄公が建て、学僧たちを住まわせたという
「識蘆庵」の跡が残っています。
※識蘆とは、唐の詩人 蘇東坡の「廬山の偈」に因んだものです。
題西林壁 西林の壁に題す だ 身の 此の山中に在るに縁る
横看成嶺側成峰 横ざまに看れば嶺と成り 側よりは峰となる
遠近高低各不同 遠近 高低 各々 同じからず
不識廬山真面目 廬山 真の面目を 識らざるは
只縁身在此山中 た
(禅的大意:目に見える姿は、時・場所・心によって、様々にうつりかわる。
「この山中」そのまま「真の面目」とは何だろうか)
数百年という時間をつなぐ、建物と子孫、そして法要。
歴史の妙を感じます。
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