永源寺拝観のお知らせ
永源寺の境内は、山の中腹にあって樹木に覆われており、ふもとと比べると気温も1、2度低くなっています。
石段を登ると緑陰につつまれ、風も爽やかです。
また、方丈も大きな草葺き屋根の下、よく風が通ります。
庭を眺めながら一涼み、いかがでしょうか。
この季節、境内で絶えず聞こえるセミの地声、
「このセミが鳴き始めると梅雨が明ける」といわれ、
当山では開山さまの名前にちなんで「寂室蝉《ジャクシツゼミ》」と呼ばれていますが、
正式名称は「ヒメハルゼミ」といいます。最近では希少な種であるとか。
永源寺の裏山は、たくさんの生き物が生息しており、また、一般より体長が大きめです。
他にも珍しい種のカタツムリなどもいるようです。
ただし、ヤマビルやムカデ、スズメバチなども多数おり、倒木も多く、整備されていませんので、
山には入らないようにお願いします。
【永源寺風穴】
境内最奥、裏参道に差し掛かる辺りにある石垣のくぼみは、
風穴の跡と言われています。
穴は石垣で閉じられているので中に入ることはできませんが、
奥からはたいへん涼しい風が吹き出してきます。
温度は年間通じて約18度前後。天然のクーラーです。
昔は食料などを貯蔵していたそうです。
境内最奥部「含空院」前、正面の参道が右に折れるところの左壁のくぼみ
温度は約18度、近づくとたいへん涼しいです
方丈前、ナツツバキと賓頭盧(びんずる)尊者
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梅雨の季節です。
永源寺は山地にあるため、天候がめまぐるしくうつりかわります。
穏やかな晴天、激しい雨天、さまざまな表情を見せてくれます。
雨上がりの強い日差しに、緑の楓が映えて涼しげです。
長い冬もやっと終りを迎え、ようやく寒さがやわらいできた永源寺では、いま法堂《はっとう》前の紅白の梅が満開になっています。
開山手植えの梅、といわれるこの対の老梅は、白梅のほうが花期が早く、
通年は、紅梅の開く頃に白が散っており、そろっての花はなかなか見ることが出来ません。
今年は長引く寒さによって、白梅の開花が遅れたと思われます。
この紅白の花が、まさに本年の吉兆の起縁であらんことを願うばかりです。
方丈、鐘楼前
永源寺の紅葉は、落葉期に入りました。
日毎に散りゆくモミジの葉が、秋の終わりを告げています。
今年最後の紅葉、どうぞお急ぎ下さい。
(12/4追記) 2日夜半から3日未明にかけて吹いた非常に強い風によって、境内の紅葉は一気に3分程度を残すのみとなってしまいました。当に仕舞いモミジですが、詫びた風景もまた趣きのあるものです。
※ 観楓期の終わりに伴い、12/5(月) より、参拝時間を平常時に戻します。
入山時間は 9:00 から 16:00 まで となりますので、ご注意下さい。
表参道
境内
方丈前庭
開山堂前
含空院
裏参道
裏参道下
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