お知らせ

永源寺拝観のお知らせ

毎年4月1日から3日間、永源寺では万人講の法要が厳修されます。毎日朝の7時から地域の檀信徒の皆様が、塔婆を供養する為登山してこられます。法要は毎日8時、10時、13時、15時の4回金剛座の法要が行われ、3日目は朝10時から万人講満散法要の営修後、昼の13時より施餓鬼会と放生会が盛大に執り行われます。
いよいよ4月の新年度がスタートし、境内の永源寺桜やモミジの梢に新芽が芽吹いて参りました。

昨年コロナのため中止致しました第46回寂室禅師奉賛茶会を下記の日程で行います。

今回はできる限りソーシャルディスタンスやコロナ対策を行った上での開催となります。

各位様におかれましてもご理解、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

〈献茶式〉 表千家 左海 大 宗匠

抹茶席 3席

煎茶席 1席

番茶席 1席

点心席 1席

茶席券[前売]3,500円 [当日]4,000円

当日一席券 1,200円

 

臨済宗連合各派布教師 願成寺住職 中川詳心師の法話を投稿させて頂きます。中川師は永源寺派広島教区願成寺住職で昨年臨済宗連合各派布教師に任命されました。

       『こころをほどく』

                                                                広島県・願成寺 中川詳心

 新型コロナウイルス感染症が私たちの生活に大きな恐怖と様々な変化を与え始めてから一年がたちました。マスクを着けての外出は当たり前となり、友人などと会って話をする事もままならない日常が続いています。そんな時、ある方から次のような質問をいただきました。「新型コロナウイルス感染症の終息の目途が立たず、何かと不安になることが多いのですが、どうしたらこの不安が少なくなりますか?」という質問です。マスクの着用・三密の回避・不必要な外出の自粛など、様々な制限によってこころの窮屈さを感じることが多くありますね。すると、どうしても会話が減ってしまい、孤独を感じてしまうのが、自らを不安にさせている一つの要因になっていると思います。

 しかしこのような時だからこそ、改めて自分の生活に目を向けてみましょう。マスクなどの様々な制限によって、必要以上に言葉数が減ってはいませんか?挨拶やお礼の言葉など、ごく短い当たり前なことまで制限していませんか?

私たち臨済宗では坐禅を行いますが、坐禅の大切なポイントの一つが息を吐き切るということです。息を吐き切ることによって、新たな空気をしっかり吸うことが出来ると呼吸が深くなりこころも落ち着きます。それと同じように、挨拶やお礼などの言葉を口にすることによって、私たちのこころのつかえを言葉に乗せて吐くことが出来ます。そして何より相手があることですので、挨拶をすれば挨拶が返りますし、お礼を言えば笑顔が返ってくるはずです。こうすれば、私たちのこころのつかえがとれるだけではなく、笑顔が返ってくれば嬉しいですよね。そして相手の心をも解きほぐすことにもつながります。

こころがほどけた人が「ほとけさま」であると仏教ではよく言われます。しかし実は、自分のこころだけではなくお互いのこころを「ほどき」「ほどかれ」あっている関係にあることに気付くことが出来る人が「ほとけさま」です。笑顔が増えれば、コロナ禍での孤独感や不安もなくなっていくはずです。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

年末の大雪が解け始めたと思った矢先、新年早々暴風大雪などの予報に文字通りヒヤヒヤしております。(何年かに一度は積雪で、車がお寺に近づけない事も・・。)コロナの感染拡大など何かと不安の多い年始ではございますが、一心に皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げます。

*写真は1月3日の境内の様子です。

年末年始のご案内

永源寺境内の大掃除や正月の飾り付けも終わり、コロナ禍で本当に大変な一年でしたが、漸く新たな気持ちで新年を迎える準備が整いました。永源寺の拝観時間は年末年始も通常通り、午前9時~午後4時です。ただし大雪などで歩行や通行が困難な場合、早く閉門する事がございます。どうぞご注意下さい。また電話等でのお問い合わせは極力お控え下さいます様、宜しくお願い致します。寒さ厳しき折、どうぞ皆様、ご自愛のうえよいお年をお迎えください。

     

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