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含空院本尊 大日如来初開帳

永源寺では11月の観楓期間中、本尊大日如来と五智如来を安置する含空院本堂を特別に初公開致します。近年の史料調査で応永21年(1414)に室町幕府第4代将軍・足利義持から扁額を賜った含空院の大日如来が室町時代の作である事が改めて確認されました。この大日如来は、嘉永二年(1849)に解体修理が行われており、その際「宝塔中大日如来御首中」として下記の納入品が納められ、そこに永源寺第4世霊仲禅英の署名がある事が、記録で確認できます。

一、 仏舎利六十一粒 弥天永釈和尚、聖智、雲丘菴、秀欽、袒心、慈休、道均(他35名)
一、 地蔵印像 三躰、法華経一部、金剛経、阿弥陀経(中略)悟心禅師 願文云 「仏子永釈至心発願自今以後、提箇僧問趙州狗子還有仏性也無州云無公案、大疑情做工夫以悟為準。生々世々弘仏心宗、済度衆生同成仏果 康応元年(1389)端午日書于瑞石山含空台下 即霊仲和尚 住山之時也」
一、 聖徳太子御衣切自天王寺相傳也。
一、御守 一
 大日如来が信仰の対象であった事も、この時代、東福寺を中心に活躍した聖一派の兼修禅などの影響があった事が考えられます。また四天王寺から伝わった聖徳太子の衣切れが封入されている事は、この当時の近江の太子信仰を考える上で貴重だと思われます。
この機会に錦繍の紅葉が織りなす絶景の永源寺へぜひご参拝下さい。
特別『含空院本尊大日如来開帳』
11月1日(水)~26日(日)
公開時間  午前9時~午後4時
料金 特別拝観料 大人1000円、中学生以下無料

『大日如来 切り絵朱印』 随時頒布(通常判700円 大型判1200円)

★大日如来初開帳を記念した11月限定の切り絵朱印も御座います。

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